訪問診療と外来、両軸で支えるデンタルケア
外出が難しい高齢者や寝たきりの方にとって、歯科医院への通院は現実的でないことが多い。しぶえ歯科・小児歯科クリニックでは往診にも対応した訪問診療を実施し、むし歯・歯周病治療から入れ歯の調整、口腔清掃まで自宅や施設での処置を行う。通院できない状況でも、訪問診療とセルフケアを組み合わせることで口内環境の悪化を防ぐことが可能で、日常生活の質を左右するデンタルケアを在宅で継続できる体制を久留米市で整えている。一般診療と訪問診療を同じ院で担うことで、外来から訪問へと切れ目なく移行できるのも強みだ。
「自宅まで来てもらえるとは思っていなかった、本当に助かっている」という在宅患者の家族の声が印象的だった。訪問診療の認知度はまだ高くないが、対象になり得る方の選択肢としてもっと広く知られてほしいと感じるクリニックだ。
「できる限り歯を残す」を方針の核に置く
しぶえ歯科・小児歯科クリニックの診療方針を一言で言えば、「できる限り歯を残す」に尽きる。むし歯治療では過度な切削を避け、素材選びから患者と一緒に検討する丁寧なプロセスを踏む。歯周病の歯石取りは1〜2回の通院で完了できる体制を整えており、治療の負担を減らしながらも口内環境を整える仕組みを持っている。「お口は健康の入口」というコンセプトは、単なるキャッチフレーズではなく、抜歯を安易に選ばないという具体的な方針として診療の場で実践されている。
支払い方法は現金・クレジットカード・PayPay・ID・Quicpay・交通系ICカードと多様で、久留米市北野町今山の地に根ざした診療所として、実際に通いやすい環境を整える地道な努力が積み重なっている。
小児歯科のキャリアと地域医療のかけ算
院長は大学病院の小児歯科で約10年のキャリアを持ち、その経験を地域の子どもたちの口内環境づくりに活かしてきた。幼稚園・小学校の校医・園医を務めてきた活動実績は、診療室の外でも地域の口腔保健に関わり続けてきた証だ。乳歯が生え始める生後6ヶ月からの受診を推奨し、離乳期の食事内容が生涯の口内環境に影響するという情報も積極的に保護者に伝える。妊婦検診も受け付けており、出産前から子どもの口内健康を意識したアプローチを可能にしている。
院内に設けた託児スペースは、兄弟を連れて来院する保護者にとって実用的な設備だ。「先生が子どもの扱いに慣れていて、泣かずに治療が終わった」という声が保護者からよく聞かれるという。歯医者を怖いと感じさせないための段階的な慣らし方が、定期検診を継続するための素地をつくっている。
スポーツ歯科まで一院でカバー
一般歯科・小児歯科・歯周病治療・矯正治療・インプラント・ヒアルロン酸治療に加え、全国的にも数の少ないスポーツデンティスト資格に基づくスポーツ歯科まで、しぶえ歯科・小児歯科クリニックは一院でカバーする。競技種目やポジションに合わせたスポーツ用マウスガードの作製は、子どもから本格アスリートまでが対象で、口内のコンディション管理を競技生活の一部として考える患者に向けた診療だ。
西鉄甘木線北野駅から徒歩5分、駐車場7台完備。祖父の代から続くクリニックが、世代をまたいで地域住民の口内環境を見守ってきた実績は、受診を継続する患者の多さにそのまま反映されている。


