伝統医学と現代科学を掛け合わせた発想
スリランカに古くから伝わる伝統医学アーユルヴェーダ。その知恵と現代の科学技術を掛け合わせるという発想が、SINHARAJA HERBS JAPANのアイテムの背景にある。ブランドを立ち上げたのはスリランカ人の夫婦で、ココナッツの廃棄という土地の課題に心を痛めたことがきっかけだった。地球にも人にもやさしいものづくりを目指し、その考え方はシャンプーバーやソープの一つひとつに息づいている。
テンポの速い現代のライフスタイルの中では、自分のペースやリズムが揺らぐ日もある。そんな日常にそっと寄り添う存在になれたら、というのがブランドの願いだ。
手仕事が生む安心感と地域への還元
アイテムはすべて手作りで仕上げられる。香りの立ち方、泡立ち、洗い上がりの質感まで確かめながら進めるため、使うたびに感じるやさしさや安心感につながっている。手作業は微調整を重ねられる点が強みで、ひとつひとつの質感を確かめられる。
この手仕事には、もうひとつの意味がある。地域の雇用や継続的な仕事づくりにつながる営みだという点だ。フェアトレードの理念に基づき、地域の人々に公正な賃金を支払い、仕事を通して暮らしを支えることを大切にしている。今では多くの人々の手と笑顔に支えられながら、アイテムが生まれている。
固形ケアがひらくサステナブルな選択
液体製品を固形化することで、使い捨てプラスチック容器そのものを不要にする。これがSINHARAJA HERBS JAPANの環境への向き合い方だ。世界では毎年約4億トン以上のプラスチックが化粧品パッケージに使われ、シャンプーボトル1本の分解には最大約450年かかるとされる。リサイクルされるのはわずかで、根本的な解決にはならないという問題意識がその背景にある。
選ばれたのは、循環型経済の考え方に基づく「予防」のアプローチだった。パッケージには生分解性素材のみを使い、環境への負荷を抑える工夫を重ねている。個人的には、廃棄を減らすという発想が容器から素材の収穫量にまで一貫している点が印象的だった。


